私にとっては台北は勝手知ったる、というわけでもないけどなじみのある場所です。
そろそろ異文化に触れることも大切かなと思いました。何があって何を見たかなんて忘れたって良い。でも、違う文化があって、違う言語があるんだってだけでもわかって欲しい。アジアには日本に劣らないところはたくさんあるんだよ。
そういうときは自分が知ってる場所の方が良いと思ったのです。アメリカは長距離なので機内でぐずられたら困ります。
韓国は近いけれど個人的にあまり良い思い出がありません。そもそも「あれなあに」と聞かれて文字が読めないので「わかりません」と答えるしかないです。それはまずいでしょ。香港って、人が多いしばんばんぶつかってくるんですよ。小さい子を連れて歩きたくないなあ。台北より高雄の方が開放的で好きなんだけど、交通の便があまり良くないし、太陽が(多分)きつい。というわけで薄曇りの台北をチョイスしました。予約は早くにしていたのですが、高雄ではガス爆発もあったし、やっぱり台北で良かったです。
ツアーにはせず、航空券はマイルで出してホテルをエクスペディア台湾ホテルで取りました。
もう少し大きくなったら、台湾ツアーなんて使うんだけどなあ。休みたいときに休める個人旅行が今は良いのかなと思いました。
台北の方に連絡を取ったら、豪勢な食事になってしまったり(しかもおごられる)、一生懸命案内して下さったりしたはずです。でも、わがままな人がいるのでそれを無下にすることになってしまうんですよねえ。「これは嫌!食べられない!おいしくない!」とか「帰ろうよ」とかされると本当に申し訳ない。相手の方は子供がいない方で性格的にも一生懸命準備して下さるはずだから、子供の何気ない言葉で心が折れかねません。八角を使った料理は「臭い!」とか言いそうだし。なので、本来は連絡を取るべきなのですが連絡を取らずに行きました。
「なんて言ってるかわかる?」
「ちっともわかんない!」
わかってたまるか!という気にもなりますが、一、二、三が台湾では「いー、あーる、さん」なのはわかったみたい。「さん」が一緒なので注文するときに「さん!」とよくやっていました。子供に親切な台湾で本当に良かった。のんびりしてますし。
やっぱり問題は食事でした。八角の臭いはやっぱりダメで、気に入ったのは小籠包だけでした。本当に連絡を取らなくて良かったです。
どうせ、観光地に行ったって忘れるんだし。台北101には連れて行きましたが、後はとにかく天気が悪かったので行き当たりばったりぶーらぶら旅行にしました。ふらっとバスに乗り、ふらっと地下鉄に乗り、バスの乗り方が違うだけでも興奮。日本でも場所によっては違うんだけどねえ。東京は子供に優しい都市ではないので連れて行きにくいし。地下鉄に乗るのは初めての人だったのですが、予想と大きく違ったらしく、衝撃だったようです。
想像していたのは、木の根っことかが見えるような場所だったようです。私にも身に覚えがあります。ただのトンネルの中なので退屈で、バスが良い、バスが良いと命じられました。急発進なのでバスはあまり乗りたくなかったのだけど。
ふらっとお寺に入って(それが行天宮とかメジャーなとこもたくさんあるんだけど)、「ここお寺?」とか。小さい子って結構頭が固いんですよねえ。知識と想像力のバランスが悪いです。
どこだったっけ。弘法大師も奉ってあったんだけど、もちろんこの人は空海なんてわかんないし。そもそも関羽もわかんないし。中学生くらいの子を連れて、私たちはここにいるからあんたは一人で探検しておいで、携帯はあるから何かあったら電話しなさい、とかしてみたいのですが、それくらいになって一緒に旅行してくれるか不安です。でも、わかって見たらびっくりするだろうなあ。とか二人で話ていました。もう二年もすればわかり始めるかな。
三人でマンゴーかき氷をつつくのも良かったみたい。大人でもあれは食べきれないよ。
一気に大雨になったりと、天気も悪いし蒸し暑かったけれど、夏だもんね。冷房がガンガンかかっていないので楽でした。日本よりは少し強いかなー程度でしたよ。ホテルの冷房はひどかったのですが、予想通りなのでヒートテックを持って行って良かったです。
それにしても自分のショッピングが一切できなかったのが残念です。ランコムに行けなかったのが残念でなりません。福岡空港の免税店だったら行く時間をなんとか作れたのになあ。
わがままっ子さんは誰かにべったりすればいい人で、それは「ママ」とは限りません。でも今回の指名はママ。汗でどろどろになってるママ。地下鉄で眠くなってだっこして欲しいのもぐちゃぐちゃになってるママ・・・。そうよね。荷物持ちとあなた専属のカメラマンが必要だからね・・・。専属カメラマン撮影のものしかないうえ、全てカメラ目線の人が入っているのでお見せしません。
本当に、本当に、疲れました。
寒天ドリンク(緩ーくて崩れた寒天ゼリーがペットボトルに入ってる)を飲み飲み、耐えました。
それでも楽しかったらしく、写真を見て話しています。
良かったんじゃないかな。